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半泥子の窯焚き

窯詰め、火入れの時は自ら割り木をくべ、窯の前で食事をし、窯から出る煙の行方を見ながら茶を点て、夜を徹するのがならいだった。

あとはケ・セラ・セラ 1300℃の焔にすべてを委ね、窯の神のおぼしめし通り、どうぞ好き勝手にという開き直り。

焼物は人間と同じで、中身さえしっかりしていれば、あとは気の向くままに背広にネクタイ、ジーパンにTシャツ、どれを身につけてもその人間に変わりはなく、釉薬は着物、窯変は柄という自由さ。

土においても良い土、悪い土というものはなく、それぞれが持っている土味を最大限に活かした焼き方こそ陶芸の神髄なのだ。
これが半泥子の構築した焼物世界であった。(『日本の陶芸と窯』講談社MOOKより抜粋)
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by maco4459 | 2009-03-20 11:28 | 川喜田半泥子
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