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半泥子と老荘

半泥子は、老荘、とりわけ荘子の思想に共鳴していた。
地方銀行協会の専務理事であった田部井俊夫が、戦時中かなり年配であったにもかかわらず招集された。
樺太にいた田部井に半泥子は『無関心であれ、運命に従順であれ、それによって心の自由が得られる』という内容の手紙を送った。

   三方も 四方も 丸く おさまりて めでたき 事の 重ね餅哉     半泥子

荘子の話の中で私が憧れるのは無何有郷である。
寂絶無為の地、つまり、音も無く、眺めも無く、仕事も無く、何も考えなくて良い世界。
これが理想の境地だと荘子は説く。

無は即ち極まりなし、有は即ち尽くるあり。
だから無は広大無辺。
なんとも希有壮大な話だが不思議と心が安まるところがある。

半泥子の生き方を辿っていくと老荘の思想が垣間見えるのである。
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by maco4459 | 2011-05-28 23:57 | 川喜田半泥子
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