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Bright Ones,Dark Ones

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ブルース・ヒューバナー(尺八)&ジョナサン・カッツ(ピアノ)のジャズライブに行ってきました。

尺八を外国人が吹く、しかもジャズを演る、最初はイロモノ系かと思いました。
しかし正真正銘の正当派でした。

ブルースはカリフォルニア出身で東京芸大邦楽科を首席で卒業。
もともとバックグラウンドはフルート奏者だったそうですが、家の近所のロサンゼルス・カウンティ・ミュージアムで
尺八の演奏を初めて観る機会があり、その魅力に取り憑かれ、本格的に奏法を学ぶために日本に来たのだそうです。

尺八と聞いて、先日の東北大の石田教授の話で思い出したことがあります。
自然現象に学ぶ癒しの技術として森の中で感じる音には可聴域を超えた高周波成分が含まれている。
脳だけでなく体全体で音を吸収することで脳が活性化され安らぎを感じる効果(ハイパーソニックエフェクト)を得ることができる。
このハイパーソニックエフェクトを産み出すことができる楽器は、尺八、チェンバロ、和太鼓なのだそうです。
そう、まさに尺八です。

今回のツアータイトル『Bright Ones,Dark Ones』は虚無僧の尺八の別称である明暗尺八にインスパイアされたものだそうです。
明暗といえば物理学の巨星デイヴィッド・ボームの明在系と暗在系の理論をも想起され、深い意味を込めてつけられたツアータイトルなのでしょう。

ブルースの吹く尺八はもはや日本の楽器という枠を超えていました。
それほどまでに違和感なくジャズと融合していたのです。

そしてジョナサン・カッツ。
彼を知ることができたことは大きな喜びでした。
私はブルースの尺八に興味をそそられてこの日のライブに足を運んだのです。
ピアノのジョナサンはセカンドマンとしての役割なのだとてっきり思っていました。
しかし、それは思い違いでした。

NY出身のジョナサンの音の選び方、間の取り方は知的でエレガントでアイロニカルなスパイスの効いた極めて上質なレベル。
隣の席の紳士の『音の選び方が洗練されているんだよな〜』というつぶやきが聞こえてくるほどでした。。

ブルースとジョナサンの2つの個性がケミカライズした、とっても見応えのあるライブでした。
by maco4459 | 2011-02-24 21:02
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