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framelessな生き方

framelessという言葉があるのかどうか定かではない。
手元にあるKENKYUSHA'S NEWCOLLAGE ENGLISH-JAPANESE DOCTIOMARYには載っていない。
もしかしたら、あるのかも知れない。

枠にとらわれない生き方とでも定義しようか。
Nancy Selvageは世界的なceramic artistだが一方で芸術を一般市民に分かりやすく啓蒙する活動家でもあった。

近年はfuture for Sustainable Global Civil society(持続可能な地球市民社会)の実現のために
芸術家として何が貢献出来るかをテーマに取り組んできた。

3月4日に彼女の職場のRetirement Partyが行なわれた。
これからの彼女の活躍にも注目していきたい。
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日本人には『この道一筋』という思想が好まれる。
脇目も振らず思い込んだら一直線。

私の考えは違う。
パラドキシカルな話であるが、この道一筋を極めるならば、『思い込んだら一直線』でない方がいい。
軸足はしっかりと自分の専門に踏まえることを前提として、
異分野にも目を向けて、新しい視点や、未知の体験を求める姿勢が不可欠だ。
自分に第三者的な視線を向ける視座を得ることになり、客観的批評ができるし、
技術的に、また精神的に煮詰まったとき、ブレイクスルーが生まれるかもしれない。

『私の専門は〜だから』とか『その分野は専門に関係ないから』とか枠(frame)にこだわらずに、
人生の異種格闘技戦は大いにやるべきだと思う。

それによって自分の専門に深みや味わいが生まれてくる。
『深み』や『味わい』は数値化出来る指標ではない。
だが、それを忘れたら他者の心の琴線に響く作品は創造できないだろう。
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by maco4459 | 2010-03-17 11:03 | 随想
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