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大和撫子の心映え

木村重成の妻「尾花」自刃の遺書

一樹の陰、一河の流れ、是他生の縁と承り候が、そも、をととせの此よりして偕老の枕を共にして、
只影の形に添ふが如くなれまいらせ候おん情こそはうれしう候へ。

この頃承りへば、主家の為め最早最後の御一戦のお覚悟の由、かげながら嬉しく思ひおまいらせ候。

唐の項王とやらむの虞氏(虞美人)、木曾義仲(松)殿の局、さるためしは、わが身も厭はしう候、
されば世に望み翳りたる妾(わらは)が身にては、せめて御身御存生の中に最後を致し、死出の道
とやらんにて持ち上げ奉り候、必ず必ず秀頼公多年海山の鴻恩御忘却なき様頼みまいらせ候、
あらあらめでたくかしこ。

妻より
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by maco4459 | 2009-06-11 22:40 | 歴史
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